年度初めの基礎固め
数学は1学期できまる

一学期の定期テストの結果が出そろいました。大きく得点を上げてきた生徒もたくさんおり、教室平均点が400点を超えてきたことに手ごたえを感じています。新3年生、2年生の子たちが力をつけてきたなという印象。そして1年生の子たちは初めてのテストでしたが、しっかりと準備した成果を出せました。
総じて結果が出た定期テストでしたが(もちろん一人ひとりに課題はありますが)、毎年この時期に特に注意を払う科目があります。それは数学。数学はどの学年も、春先は計算単元から始まります。1年生であれば正負の四則計算、2年生は文字式・連立方程式、そして3年生は展開・因数分解から平方根。そしてこれら計算単元は、今後に学習していく単元の基礎となります。つまり一学期の計算でつまづいたり中途半端な理解や練習で進むと、2学期以降の数学で間違いなくついていけなくなるわけです。
数学に課題を抱えて塾を探す子はけっこうこのパターンが多いと思います。関数が苦手だからと様子を見ていると、実はその手前の計算でつまづいていたりする。中には単に計算ミスやケアレスミスで済ます子もいる。そうなってくると、たとえば関数を学ぶにしても計算単元まで戻って学びなおさないといけません。教えるこちら側はいくら単元をさかのぼってもいいのですが、やっている本人たちからすると非常に大変な作業だと思います。関数が分からないと言っているのに計算からやり直せと言われる、時間も余計にとられる、だから授業外でも補習によばれるなどなど…
そういったわけで、七ゼミではこの時期の計算の練習をとても大切にしています。来る日も来る日も計算というのはちょっと大げさですが、計算にかなり比重をおいて演習をこなしました。テスト結果からも普段の教室での様子からも、その成果が確実にでていると感じます。おかげでこの後の単元にスムーズに入れそうです。
もし1学期の数学定期テストで点数が伸び悩んでいるのであれば、夏休みが始まるいまのうちに計算単元の復習をおすすめします。それこそ徹底的に。