正しい姿勢で勉強できていますか?

勉強は姿勢が大切

 姿勢と勉強成果には相関があるらしい。なんでも勉強姿勢のいい生徒と悪い生徒では正答率に違いが出てくるとのこと。

 データの出所が分からないので「あるらしい」としか言えませんが、塾講師として多くの生徒たちを見ていると、姿勢の悪い生徒はたいてい学力が低かったり勉強意欲が低いことが多いような気はします。あくまで個人的な経験則なので一般的なことかどうかは分かりません。

 姿勢が悪い例として、まずは座り方。腰を深く座らない。うつむく。頬杖をつく。おそらく主体的に授業にのぞめていないのでしょう。親主導で入塾をする子に多い傾向があるように思います。

 次に字の書き方。利き手でない方をノートやテキストに添えず、片手だけで文字を書く。だからノートもテキストもたわんで字がもゆがむ。傍から見ていも「書きにくいんじゃない?」と思いますが、片手を添えない書き方が癖になっていることが多いようです。一回の指摘で直る子はそう多くはありません。字が汚いだけでなく、書きにくいから筆記効率もすごく悪い。同じように消しゴムも使うため、字がきれいに消えない。非効率の連鎖。ちゃっちゃか書いていけば2倍速で勉強が進むんじゃないかと思いますが、そのことになかなか気づけない子が多いです。

 塾としては当然姿勢が悪ければその都度優しくも厳しくも指導をします。姿勢の矯正が先か学力アップが先かはさておき、少なくとも子どもたちを前のめりにさせるためには勉強中の姿勢を正しく導くことはとても大切なことだと思います。

 最近、私事ですがある小学校の目の前に引っ越しました。本当に目と鼻の先なので、日中、小学校の放送が庭まで聞こえてきます。給食時の献立説明から先生たちの業務連絡などなど。そして一日一回、その小学校では「姿勢」の放送が流れます。

 曰く、「よい姿勢で勉強しましょう」

 金言ですね。