答合わせだけで終わらせないで…
それはもったいない
ゼミ生たちの勉強の様子からいろんな課題が見えてくることがあります。
たとえば試験対策としてワークをやっていた1年生の例。問題を解いて丸付けをしながら、間違えた問題は赤ペンで答えを写しています。その後どうするんだろうとうかがっていると、すぐに次のページの問題へ移りました。そして同じ流れの作業。つまり間違えた問題を覚えたり解き直したりすることなくただページを進めていたわけです。
けっこう多くの中学生がこういった勉強をやっています。いわゆる「解きっぱなし」。問題をたくさん解けば勉強になったように思えますが、大切なことは問題を解くことよりも「解けなかった問題をできるようにする」ことです。
七ゼミではよく「解けないところを探すために問題を解こう」と声をかけます。そしてその後にできなかった問題に対応していく。最初からそういった意図で勉強ができているゼミ生(中学生)もいれば、何度も意識付けをして少しずつ勉強のやり方が変わっていくゼミ生もいます。
中学1年生であればなおさら勉強のやり方は一つずつ丁寧に伝えるようにしています。そうでもなければ彼らのほとんどは悪意なく、もしくは考えなく「楽な」勉強に走るからです。さきほどの「解きっぱなし」もそうですし、「見て覚えよう」とするのも典型的な例かもしれないですね。ただそれはしょうがないことで、彼らはこれまでテストでの失敗経験が中学2年生や3年生ほどはありません。だから中学校のテストでもどこまで突き詰めて準備をしておくべきかが分かっていないのだと思います。
正しい勉強法が一度身につけばしめたもの。自転車や水泳と同じように、補助なしで勉強を効率よく進めることができるようになります。早いうちからぜひ勉強のやり方を意識してみてください。