まずは全体を見よう
都道府県、全部おぼえてる?
先日、新中2の生徒たちと「都道府県」の名前と位置をどれだけ覚えているかで盛り上がりました。
中2から日本地理が始まります。七ゼミでも先日からその予習に入りましたが、そもそも都道府県の名前と位置を知らなければ日本各地の特色を勉強しても片手落ち。それで生徒のみんなに「都道府県おぼえてる?」と聞いてみたわけです。
すると反応はあまり芳しくない。すべて完璧に覚えていると自信を持って答える子が少ない。西日本はいけるけど東日本は苦手だとか、県庁所在はあやしいとか。中には九州の県名も自信がないという生徒もいました。
日本地理のガイダンスのような授業だったので覚えていないということもみんなの間で笑い話になったのですが、実際ここから本格的に地理を学ぶ際には笑えません。さっそく今日から都道府県・県庁所在地の小テストを始める予定です。
勉強の基本は「全体」から入ること。そこから各部分の細部に目を凝らしていく。地理を学ぶのであればまずは都道府県の名前と位置を覚えることが大切です。
中学生は都道府県を覚えていないのか?
毎年のように中学生を見ていますが、残念なことに都道府県を覚えきれていない中学生はとても多いです。本来であれば小学生のうちに覚えるべきことですが、それが定着しないままに中学生に上がる子どもは案外多いと感じています。
じゃあ中学生になったら覚えるのかといえばそれも怪しい。七ゼミ近隣のある中学校では定期テストのたびに1年間都道府県の名前と位置を問う問題を出し続けていました。きっと学校の先生は都道府県くらい覚えてもらいたいと考えているのでしょう。七ゼミの生徒は試験範囲を見るたびに小躍りしていました。彼らからすればラッキー問題でしかないからです。都道府県を覚えている他の生徒にとっても同じでしょう。しかし、どれだけ学校の先生が繰り返し出題しても覚えない生徒が一定数いるのでしょう。
中学2年生のみなさんは、1学期が始まる前にぜひ都道府県の確認をしておいてください。地理が学びやすくなるはずです。