原中学年1位!?の一方で出てくる反省点
1学期期末テスト
さて、怒涛のように1学期期末テストが終わりました。中学生の皆さん、お疲れさまでした。
福岡市の中学校はテスト順位を出さないので正確には分かりませんが、ある中学2年生の男子生徒が
「もしかしたら学年1位かもしれない!」
といってテスト結果をうれしそうに見せてくれました。まだ入塾してから2ヵ月、前回テストよりも60点上がっていました。テスト前の勉強の取り組みからかなり点数を伸ばしそうな予感をビンビン感じていましたが、実際に1位だったらそれはすごい。非公式記録かもしれませんが、本人もすごく喜んでいました(。-`ω-)b
テストが終わると、いつも達成感と反省点が両方出てきます。点数を大きく伸ばした生徒もいれば思うように点数が伸びなかった生徒もいます。いずれにせよテストはやはり準備や計画が大切だとあらためて考えさせられました。
七ゼミではテストの3週間ほど前からテストに向けた準備を進めます。試験範囲を網羅するチェック表、単元ごとの小テスト、テスト用ワークへの取り組みなど、もれなく試験範囲を定着させるためにはそのくらいの時間が最低限必要だろうと考えています。
七ゼミのやり方に慣れている生徒はいつも通り3週間前から臨戦態勢。テスト前の一日の重みを知っているため、自主的にどんどん計画をこなしていきます。一方で、テスト直前に入塾した生徒やどこか油断のある生徒はどうしても動き出しが遅い印象でした。
動き出しの遅い生徒で特に気になった点が、「試験範囲から逆算できていなかった」ことです。1学期の期末テストとはいえ、中学2年生や3年生は前学年の3学期内容も試験範囲に含まれることがあります。学年末試験の後に学校で学習した内容です。ところが最近学んでいる単元ばかりに目がいくのか、試験の数日前になっても前学年の範囲に手をつけられていない生徒がいました。新入生に関しては、なるほどこれまで計画的にテスト勉強をしてこなかったんだろうなという跡がくっきりと見えました。彼らが取りこぼした問題のだいたいが前学年の内容でした。
ついでに計画性のない中学生に共通して見られる傾向が「100%の理解や定着」をさせないまま勉強を進める(進めざるを得ない)ことです。計画を立てられないからテスト直前は時間に追われることが多いからでしょう、試験範囲を広く薄くこなすことで手一杯になります。だから中途半端な理解で勉強を進めざるを得ない。当然テスト本番も中途半端な理解のまま臨むので、本人が思ったほど点数が伸びなかったということになりがちです。
さて、七ゼミは生徒の一部が高得点を得られればいいと考える塾ではありません。今回大きく点数を伸ばした生徒や高得点を連発してきた生徒はたくさんいますが、彼らが味わった達成感を生徒全員に感じてほしいと思っています。新入生が増えてきたこの時期だからこそ、ゼミ生全員と勉強方法や計画の立て方を共有、そして実行。モラトリアムなしでさっそく2学期に向けて準備開始です。