第一志望校合格率100%達成
七ゼミ二期生のみんな、合格おめでとう!
3月18日に公立入試合格発表があり、これで今年度の入試がすべて終了。本当はその当日にでもブログを書きあげたかったのですが、中学3年生のみんなが教室に顔を出してくれたりとうれしいドタバタの中で時間を取れませんでした。
あらためて、在籍12名のみんなが、それぞれ志望していた高校に見事合格することができました。私立専願2名、公立推薦3名、公立一般入試7名、全員第一志望校合格です。
七ゼミの二期生にあたる彼らはとにかく「粘り強い」学年でした。演習や解き直しにも手を抜かず、夜遅くまで自習室にこもり、受験の直前まであきらめることなく全員が完走しました。だからこそどうにか彼らを志望校に合格させたい一念で私も指導にあたってきました。受験学年の一年間は生徒それぞれに山あり谷あり、順調に目標に向かって進める生徒はそう多くはありません。二期生のみんなもそうです。思い起こせば生徒一人ずつ本当にいろんな局面があり、葛藤や迷いがあり、涙、そして笑顔がありました。そんなことを思い出すと、あらためて全員が晴れて第一志望に合格できたことに喜びを感じます。みんな、本当にがんばりました!
最初は全員、基準に届かないところから始まった
二期生たちの一年間を模試を通して振り返ると、そろって全員が志望校の基準偏差値にまったく届いていないところからのスタートでした。前学年・前々学年の内容が定着しきれていないこと、模試慣れしていないこと、理解力不足、単純に勉強不足等々、原因は様々あったと思いますが、当時の模試の点数や偏差値だけを見ればとても志望校に届くような水準ではありませんでした。
実際に当時(8月)の模試の教室平均点を見てみると、「138.9点」です。300点満点での平均点です。参考までに福岡県の公立入試の平均点が毎年160点~170点ほどで推移していることを考えるとかなり低い点数です。それが入試直前の模試では教室平均点が「209.1点」まで上がっています。
教室全体の数字で見れば順調のようにも見えますが、生徒一人ひとりに落とし込んでみると全員が順調だったわけでもありません。模試になると普段の実力を出せない生徒、苦手科目が伸び悩んだ生徒、入塾時期が遅かったために大変な勉強量が必要だった生徒などなど。そしてここまで教室平均点が上がっても、志望校の合格安全圏に入っていない生徒もいました。つまりほとんどの生徒がギリギリの戦いをしていたということです。
教室のスタンスとしてこちらから志望校を誘導することはありません。本人とご家庭が行きたい高校になんとしても合格できるようにサポートするのが私たちの役割だと考えています。もちろん志望校に対しての客観的なデータや様々な高校の選択肢や情報を提供しています。ただ、最終的に受験校を決めるのは本人でありご家族です。決して塾ではありません。そして二期生のみんなは、最後まで志望校がブレませんでした。
世間には実に多くの塾がありますが、ある一定数の生徒数を抱えていて合格率100%を出す塾や教室はそうそうありません。塾の役割として可能な限り合格の確率をあげていくことは当たり前です。しかし実際は公立を志望する中学3年生の20%近くは不合格になります。それは志望者数に対して合格定員が8割ほどしか用意されていないのでしょうがないことです。よほど安全な橋を渡って無理なチャレンジをしなくても受験は水物、なかなか全員合格とはいきません。私も会社員時代を含めてかれこれ11年教室責任者を経験していますが、これまで合格率100%を達成したのは今年で3回目です。
だからこそ今年の二期生たちにあらためて敬意を表します。受験成功の理由はと問われれば、間違いなく彼らの頑張りやブレない意思の強さがもっとも大きな要因でした。明確な目標に向けて努力を継続していくこと、これが合格を勝ち取った最大の要因なのだと思います。
合格発表後の彼ら
合格発表から2日。喜びの余韻にひたりながらのんびり過ごしているのかと思いきや、さっそく高校から出た課題を持って塾に自習に来る生徒たちもいました。ちょっとくらいサボってみてはどうだろうと冗談半分で言ってみましたが、やはり二期生の子たちは実直(笑)。そういえば先に専願や推薦で合格した子たちも早々に塾にこもって高校からの課題を終わらせていました。
高校入試が彼らの終着点ではありません。これから大きな未来(決して大げさではなく)が待ち受けています。こちらが幼いと思っていてもいつの間にか子どもたちは成長していくもの。彼らもさっそく次の一歩を踏み出したのでしょう。
どんどん手を離れていく彼らの姿に少しの寂しさと大きなたくましさを感じます。今後も彼らの成長と成功を祈っています。