年が明けた。さぁ、受験へのラストスパートだ!
受験勉強は戦略と継続性と前向きパッションで勝つ!
新しい年を迎え、七ゼミは本日が授業始めでした。授業時間前から自主的に勉強をしに来る中学3年生の姿もあり、前向きな雰囲気の中で新年最初の授業を迎えられたことを喜ばしく思います。
さて、私立入試まで約1ヵ月、公立入試まで約2ヵ月ほどとなりました。受験生の皆さんにとっては最後の追い込みの時期です。1ヵ月、2ヵ月あればまだまだ学力は伸びます。模試でなかなか正答を得られない問題や勉強が不十分な単元があればそれをチャンスと捉えてください。受験勉強の戦略は単純なものです。
「できないと分かっているところをできるようにすればいい」
一日のうちにあれもこれもではなく、その日のうちにどんな問題を解けるようになるのか目標を立てて慌てず騒がずじっくりと机に向かってください。そしてをそれを30日ないし60日継続する。継続できれば苦手な問題や単元がいくつ克服できるでしょうか。なんだかワクワクしてきます(。-`ω-)b
1日1点上げる勉強を60日継続できれば公立入試までに60点UP!福岡県公立入試は300点満点。そのうちの60点UPは志望校爆上がりレベルです。現段階で目標点数に達してなくてもまだまだあきらめてはいけません。冷静に、計画的に、そして前向き勉強を継続することできっといい道が拓けるはずです。
一問から得られるもの
七ゼミでは一問から得られるものを大切にしています。特に正答率の低い問題。たとえばここ最近は相似比や底辺比、面積比などを使う平面図形の問題に重点を置いていますが、問題内容は違えど解き方や考え方のパターンはある程度限られています。そのパターンを抽出して理解できれば、別の問われ方をされても対応ができるのだと思います。
だから解きっぱなしやただ〇×をつけるだけの勉強法はおすすめしません。ましてや解けなかったからあきらめたという姿勢も賛成しません。解説を聞いたり解答を精読したりしながら必ず解き方のロジックを追ってください。そしてどう一般化できるのかまで落とし込んでください。
入試まで間がなくなってくるこの時期に一伸びする受験生は一つの問題からじっくりと解き方のエッセンスを取り出し、その後に類題でそれを試していくような勉強法をとることが多いように感じます。
一方でここから伸びない受験生は問題を解いた後の処理が雑なことが多いような気がします。
焦らず冷静に、だけど着実に「一日一点上げる」つもりで勉強を継続すること。これが遠回りのようで実は一番の近道だと思います。
毎回の授業で、私は上に紹介したことを意識しながら生徒と接しています。そしてゼミ生に同じようなことを求めています。理想は1日につき10点分でも20点分でも力がついていくことでしょうが、現実的にはそれは無理です(たぶん)。だけど1日1点ならちょっと現実的に思えませんか?
年末に実施した受験対策イベントでのゼミ生の表情が印象的でした。イベント内容はゼミ生一人ずつに課題を設定し、それを解いていくという単純なものです。課題内容は各自の苦手な形式の問題や単元。解けたら次の類題に進みます。
苦手な単元を課題としているので最初はみな苦労していましたが、解き方や考え方のコツやエッセンスが見えてきてからは解くピッチも正答率も上がりました。丸一日のイベントでしたが、当初は自力で解けなかったような問題を誰の手も借りずに解けるようになったときの表情は笑顔や達成感や安堵やそんなものが入り混じったような、なんとも言えない「いい表情」でした。
確実に一日で数点分の得点力が身についたと実感できたときの表情ってこんな表情なのかなと感じました。丸二日にわたって長時間の特訓でしたが、やってよかったと思います。
さて、ここからあらためて受験へのラストスパート。ゼミ生もそうでない受験生のみなさんもぜひ頑張ってください。