塾の窓から星空を見ながら天体の授業という妄想
天体のイメージはむずかしい
11月末から中学3年生の理科で天体に入りました。いよいよ中学校理科最後の単元です。
天体といえばまずは太陽や星の日周運動を学ぶところからスタートします。東西南北それぞれの空に浮かぶ星の見かけ上の動きとその理由。天体は立体的なイメージになるので図を使ったり教室を天球と見立てたりと、生徒と一緒になって見えない夜空を小さな教室の中に力いっぱいの想像力で浮かび上がらせています。
それでもやはり本物の星空に勝る教材はないのかもしれません。北の空の星はこう動くんだよ、といっても実際の星空を観察するほどの臨場感はどうやっても得られません。
まだ中学3年生の頃、私も今の教え子と同様に天体を学校や塾で学びました。天体の授業を受けた日の塾の帰り道にふと夜空を見上げたりもしたのですが、残念ながら福岡の夜空は明るくてあまり星が見えなかったことを覚えています。
野芥の地は、長く野芥にお住まいの方に聞いてみるとどんどん発展しているようで、きっと昔はもっともっと星が見えたのかもしれませんね。塾の窓から星空を見ながら天体の授業、なんてことも昔だったら可能だったのでしょうか。
天体観測のできる場所
気になってちょっと調べてみました。福岡県内にも満天の星空の見えるスポットがいくつかあるようですが、福岡市内では検索ひっかからず。残念。私の住んでいる室見川河畔は夜けっこう暗いのですが、それでも満点の夜空とまではいきません。星の光って繊細なんですね。
さて、今日も中3の天体の授業があります。生徒のみんなとありったけの想像力を膨らませながら、見えない星空に思考を馳せたいと思います。