厳しい塾?あまい塾?
「指導は厳しいですか?」
問合せをいただいたある保護者の方から、そんな質問をいただきました。結論から言えば、厳しさを売りにする塾ではありません。かといって、おそらくあまい塾でもありません。
塾として子どもたちを預かるうえで大切にしていることが二つあります。一つは、学力を上げる最善の努力をすること。塾なので、当たり前です。だからそのために必要なことははっきりと子どもたちに伝えています。
そしてもう一つ大切にしていることが、子どもたちを承認するということです。生徒と一緒に喜んだり悔しがったり、そういった中でしか子どもたちとの信頼関係は成り立たないと思うからです。
「承認」と「迎合」は違う
だからといって生徒に迎合することはありません。承認というのは相手を認めて対話をすることだと思っています。お互いの考えに齟齬があるのであればとことん話をする、気持ちにずれがあるならやっぱり話をする。だから生徒ががんばるとこちらもうれしくなって生徒と一緒に喜ぶ。承認を大切にするからといって生徒の言い分に同調するということではありません。ここをもって厳しいと思われるなら別にいいかな、と思っています。
生徒に言い分があるように、プロの塾人として、もしくは一人の大人として私にもやはり言い分があります。その言い分がブレたら、おそらく効果的な学習指導や受験指導はできないでしょう。また生徒からの本当の意味での信頼は得られないと思います。だから承認をするけど迎合はしない、そう決めています。
厳しい塾かどうかを気にされる意図
保護者の方と子どもたちとでは、この「厳しい」ということを気にされる意図は違うように思います。あくまで私見ですが、保護者の方は「厳しい=みっちり勉強を叩き込んでくれる」、子どもたちは「厳しい=めんどくさい・怖い」と考えていらっしゃることが多いように思います。
七ゼミは、どちらのお声もあまり重要視して指導にあたっておりません。つまり最初から厳しく指導しようとか、あまく指導しようとか考えていません。
「必要なことは言う。そして承認することを大切にしている」
ですのであらためて、「厳しいですか」と問われれば「う~ん…」となってしまいます。
七ゼミは、そんな塾です。