地頭がいいとは、こういうことらしい

地頭がいいって何だろう

 教育ニュースを見ていたら、こんな記事をみかけました。

『地頭力の中心は、「結論から」「全体から」「単純に」考える3つの思考力。「結論から」考えるのが“仮説思考力”であり、「全体から」考えるのが“フレームワーク思考力”、そして「単純に」考えるのが“抽象化思考力”。

そして細谷氏は、この3つの思考力と、そのベースとなる論理思考力、直観力、知的好奇心とを組み合わせ、「地頭力」の全体像と定義づけている。』

https://toyokeizai.net/articles/-/296282

 細谷さんという方の主張されていることらしいのですが、はげしく同意です。七ゼミは子どもたちの「思考の方法から変革する」とうたっていますが、やろうとしているのはまさにこの記事にある通り。「結論から」「全体から」「単純に」考えられるすべを子どもたちに提供しています。

 七ゼミが主張していることは何かオリジナルなものというよりも、今の教育の在り方に危機感を持つ人の主張や研究成果に基づいたものになります。ですので七ゼミが言っていることと同じようなことを他の方が言っていても別にびっくりすることではないのですが、このくらいド直球で真ん中を当てられるとちょっとびっくりです。

気合と根性は本当にやめよう

 日本の試験の在り方が知識型であったため知識量偏重の教育になっていると危惧する声を聞くことがありますが、思考力型の教育にシフトしてきたことでこれまで見えなかった教育の問題点が目立ってきたのかもしれません。文章を読めない中高生がかなりの割合いるという記事を見かけたり、また今回の細谷さんの主張がニューストピックになったりするのはそういう背景かもしれません。

 我々塾業界も変わっていかないといけないのだと思います。公教育と違って受験産業で成り立っているところが大きいので完全に知識やパターン偏重から抜けるのは難しいかもしれませんが、私教育のほんのわずかな一端を担うだけの七ゼミは、野芥の地からそう叫びたいと思います。