「勉強が苦手な子」と「得意な子」の決定的な差はアウトプットにある!?
先日、yahooニュースで興味深い話が紹介されていました。「勉強が苦手な子」と「得意な子」の勉強のやり方の違いの話です。
記事によれば、苦手な子と得意な子の違いは、アウトプットの方法や量の違いから生まれているそうです。アウトプットとは情報を「出力」することを表します。たとえば書いたり話したり、といった行為です。アウトプットの逆がインプットです。「入力」という意味になります。見たり読んだり、といった行為がそれにあたります。
理解をしたり知識を定着させるためには、インプットとアウトプット両方が必要です。子どもたちの勉強シーンで考えてみれば、たとえば因数分解の公式を教科書を読んでインプットをし、その後問題演習で公式の使い方をアウトプットするとイメージすれば分かりやすいでしょうか。せっかく公式をおぼえても、演習を通して練習をしないとなかなか定着はしないものです。
このインプットとアウトプットの比率は「3:7」がいいそうです。つまりアウトプットの量の方が倍以上必要ということになります。学校や塾で説明を受けたり教科書や参考書を読んだりすることはインプットです。一方で問題を解いたり書いたり説明をしたりすることがアウトプットです。意図的に、こういったアウトプットは増やしていくべきだと思います。
人はインプットだけでおぼえられるのか?
ときどき、「(教科書を)見ておぼえる方が自分に合っている」と言う子どもがいます。周りが書いておぼえた方がおぼえやすいよ、などとアドバイスをしてもかたくなに見るだけでおぼえようとするわけです。なるほど、子どもなりに自分のスタイルにこだわりたいのでしょうか。
必ず、と言うべきではないかもしれませんが、 見たり読んだりする作業だけで何かをおぼえようとする子に限って勉強が苦手である傾向があるように感じます。そしてこれは記事にも書いてありましたが、勉強の得意な子はとにかくアウトプットをしながら勉強を進めていきます。おぼえること一つとっても書いたりアンダーラインを引いたり声に出したりなどなど。
だからといってインプットだけで暗記ができないわけでもありません。たとえばおぼえたい単語を100回くらい見ればさすがにおぼえられるとは思います。しかし効率は圧倒的に悪いですね。
また記事では「エピソード記憶」というものが紹介されていました。過去にあったできごとをストーリーとしておぼえている記憶のことを言うそうです。私は結婚記念日はぜったいに忘れません。「忘れて妻に怒られないように、妻の誕生日に結婚しよう」とストーリーを作っていたからです。しかし、こういったストーリーを勉強するたびにいちいち設定するのは難しいものです。そう考えると、やはりアウトプット重視の勉強法を利用した方が効率はいいのだと思います。
だから七ゼミはアウトプット型の授業をやるんです
七ゼミの授業が反転授業や対話式を取り入れたり国語だけゼミ形式だったりする理由はまさにアウトプットの量を増やしたいことにあります。
従来型の説明に比重を置いた授業では、どうしてもアウトプットの量を塾側がコントロールしづらいところがあります。小学生や中学生はまだ勉強のやり方も未成熟なことが多いです。だったらインプットの部分だけ面倒を見て、アウトプットは自分でやっといてじゃあ指導としては足りないかなと思うわけです。
正しいアウトプットの仕方や十分な量というのも、一つ一つ教えて経験させて結果を示してあげないと子どもは納得しないものです。「じゃあ、あとは自分でアウトプットしといて」という丸投げを七ゼミはやりません。
もっと詳しく読みたい方は以下からどうぞ。記事のリンクです。