定期テストの点数の上げ方
定期テストの点数を上げるために大切なことは二つあります。試験範囲の内容をすべて理解することと、しっかり練られた勉強計画です。
七ゼミにはこの2点をていねいにサポートする仕組みがあります。
試験対策の内容
①試験範囲チェックリスト
各科目ごとに作成する基礎知識や問題パターンごとのチェックリストを基に、テスト1ヵ月前から個人学習開始。「おぼえた・できた」→「定着した」→「ぜったい完璧」と3段階の確認をしながら試験範囲を網羅します。
チェックリストは毎回授業時に講師と生徒とで共有。それぞれの問題の理解度とともに勉強のペースを確認します。テスト1週間前に試験範囲の勉強を一通り終わらせるペースで進めます。
②テスト対策授業
テスト2週間前あたりから通常授業の内容をテスト対策にシフトします。授業では主に応用的な問題や英語の教科書本文解説など、定期テスト向けの発展学習を行います。
③ 完成度チェック
テストの1週間前に(チェックリストを一通り終わらせたタイミング)、理解度や定着度をテスト形式でチェックします。抜け漏れや定着しきれていない単元を洗い出し、残り1週間の勉強計画を立てます。
④ 学校ワーク、プリントの活用
教科の先生により、試験の出題傾向が違います。教科書に沿って問題を作成する先生もいれば、学校で使用しているワーク類や板書ノート、自作のプリントから多く出題する先生もいます。そのため、各学校の傾向に合わせて、学校で配布されるプリントや学校ワークを使うこともあります。
⑤ 提出物管理
試験に合わせてワーク類などの提出を求められることがあります。七ゼミでは①のチェックリストに学校ワークも含めておりますので、生徒全員が提出物を余裕をもって終わらせることができております。
「小学生のうちは勉強でとくに困ったことはないけれど、中学校に入ってからどう勉強すれば分からなくなった」、という子はけっこう多いようです。以下、ベネッセの調査より興味深い資料をご紹介します。
ベネッセ教育総合研究所「小中学生の学びに関する実態調査」(2014年)より
いかがでしょうか。小学6年生と中学1年生を比べてみると、「上手な勉強のやり方が分からない」と答えている子の割合が中学1年生で15%ほど上がっています。実に56.5%の中学1年生が勉強のやり方が分からなくて困っている実態が見えます。
「勉強が計画通りに進まない」という項目では同じく小学6年生と中学1年生を比べると、やはり16%ほど中学1年生で数値が上がっています。
おそらく勉強へのやる気がわかない子の割合が中学1年生でぐっと上がっている要因は上記の二項目にあるのだと思います。つまり「勉強のやり方が分からない」「勉強が計画通りに進まない」結果、勉強への集中力がなくなったり、授業でついていけないところが出てきたりするために、勉強へ身が入らなくなるのだと思います。
「中1ギャップ」ってご存知ですか?
小学生から中学生に上がったばかりの頃に感じる環境の変化に対する戸惑いを「中1ギャップ」と言います。
中学校に上がると、勉強内容が難しくなります。数学で負という概念が出てくる、理科や社会で覚えることが想像以上に多い、英語が分からない…といったような悩みを抱える子が一定数出てきます。
また部活動に入部すると、それまでの生活リズムが一変することがあります。早朝からの朝練、授業後の長時間の活動、先輩後輩の上下関係で、中学1年生は毎日ヘトヘトです。
中学校に入る前は、「いったいどんな生活が待っているのだろう」と希望が胸に広がっていたのだけど、いつの間にか忙しい中学校生活を送る中できついことばかりに目がいってしまう。そして「こんなはずじゃなかった…」
これが中1ギャップです。
いつの間にか「あきらめ」に変わっていませんか?
データを引っ張ってこれませんでしたが、あるデータによればだいたい8割の子どもたちが中学1年生の頃とほぼ同じ成績のまま中学3年間を終えるそうです。たとえば中1でオール5を取れば中3でオール5を取るし、一方でオール3の子はだいたいオール3ぐらいの成績で3年間推移する、といった感じでしょうか。
まさに中1ギャップの弊害です。中1の頃につまづいてしまった子は、そのまま浮上するきっかけを得ずらいということでしょう。
子どもたちはそれぞれが置かれている環境に悪い意味で順応していきます。「自分の力はこのくらいだ」「友達の〇〇君よりは成績が上だからいいや」といったように、ある意味でそのときそのときの自分の状況を受け入れて向上心を失っていきます。
結果、勉強への「やる気がおきない」ようになっていくのでしょう。
成功体験を得る!
では子どもたちのやる気を上げるために必要なこととはいったい何でしょうか。それは「成功体験」を積み重ねることです。
「分からないからやる気が出てこない」「やり方が分からないから勉強できない」と子どもたちが言うのであれば、分かるように導いてあげればいいのです。
過去、いろいろな生徒を見てきましたが、テストで点数が取れていなかった生徒でも、「分かる!」という経験を多く積めば楽しそうに机に向かう姿を多く見てきました。一度そういった状態になるともうすべての歯車がいい方向に回り始めます。
「分かる!」という経験は小さな小さなところからで構いません。大切なことは、「分かる!」を積み重ねていくことです。その積み重ねの一つ一つが、子どもたちにとって自信の積み重ねになるからです。
だから七ゼミは子どもたちの「分かる!」を大切にしています
七ゼミが定期テスト・定期考査の対策に力を入れる理由の一つは、子どもたちに自信をつけてほしいという願いです。テストは点数という目に見えるかたちでの評価を得ることができます。過去のテストよりも1点でも多く点数が伸びた、これだけ自信を深める生徒もいます。そしてそうすれば、もう「勉強のやり方が分からない」と言わなくなります。
だからこそ、七ゼミでぜひ試験対策を経験してみてください。きっとお子様にとって大切な自信が得られます。