入試出題範囲縮小
県教委より正式発表
福岡県教育委員会より正式に「令和3年度県立高等学校入学者選抜学力検査」の出題範囲が発表されました。
やはりコロナに伴う休校措置により例年通りにカリキュラムを進めることがほとんどの中学校で難しいようで、入試の出題範囲が一部削減になったようです。詳細はこちら、福岡県教育委員会のホームページリンクをご覧ください。
平面図形・空間図形はどうなる?
教育委員会の発表を見る限り、もっとも試験内容に影響を与えそうな科目が数学です。「三平方の定理の活用」が削除になりましたので、平面図形や空間図形の設問の構成がこれまでと異なるのだろうと思います。三平方の定理を使わないのであれば図形の問題は易化するのでしょうか。そのあたりも実際に蓋を開けてみないと分からない怖さがあります。いずれにせよ、ちょっと戦いにくい入試になるのかもしれません。
3年生で学習する英単語・英熟語は注釈がつくらしい
この決定もずいぶんと思い切ったもののように思えます。2年生までの英単語しか出題されないのであれば長文が読みやすくなるのか注釈が煩わしくなるのか。たとえば福岡市の採択教科書では「told」や「spoke」なども中3の教科書で学びます。基本的な単語でも中3教科書で紹介されるものはけっこうあります。それらまですべて除外というのは驚きました。
いずれにせよ、「入試が簡単になる!」という発想ではなく、与えられた情報の中で粛々と準備を整えていくことが大切なのだろうと思います。特にこういった入試内容に変更がある場合はむしろ慎重になる必要があります。想定しいなかった問題が出題されてもいいように、幅広い準備をすべきなのかもしれませんね。