お子さまの頑張りをぜひ見ていただきたい、そんなスタンスの塾です

「お母さんが先生の授業おもしろいって言ってたよ」

 というお話をある生徒からいただきました。いきなり何を言い出すんだと話を聞いてみると、その生徒が授業体験をしたときの話でした。もう3カ月も前の話です。

 まだ生徒が一人もいない時期に体験にきてくれたのですが、その子がどうも緊張していたので「お母様も娘さんと一緒に授業受けてみますか?」と提案したところ、お母様も快諾。そんな経緯で親子そろって授業を受けていただいたことがありました(笑)

 ただ、七ゼミとしてはイレギュラーの対応です。というのも、保護者の方の授業見学は基本的にお断りしているからです。理由は、「生徒たちが授業に集中しやすい環境を第一に考えている」からです。小学校の授業参観をイメージしてみてください。教室の後ろにお父さんお母さんがいる状況って子どもたちからすると非日常です。子どもたち、そわそわしちゃいます。よって保護者の方の授業見学は基本的にはお断りしています。

ぜひふらっとお立ち寄りください

 授業見学はお断りしていますが、何かのついでにふらっとお立ち寄りいただいてそーっと教室をのぞいてみてください。むしろそれは大歓迎です。普段とは違う真剣に勉強に取り組むお子様の様子を見ていただけると思います。私も一人の親ですが、自分の子どもが何かに夢中で取り組んでいる姿は見ていてうれしいところがあります。ぜひぜひ、お子さまの頑張る姿を見て差し上げてください。

 あくまで子どもたちが集中する環境を優先しているだけですのでご理解とご協力をいただければと思います。

こんな教室の状況は保護者の方に見せられないという塾講師の心理

 蛇足ですが、以前私が会社員時代に担当した教室のお話です。

 4月の人事異動で100人規模の教室に責任者として配属されました。さてどんな教室なのだろうとワクワクしながら初日を迎えたのですが、開けてみるとビックリ。授業中にも関わらず生徒は勝手に立ち歩く、隣同士でおしゃべりをする、講師たちもそれを適切に指導できない、まぁひどかったわけです。

 そんなタイミングで保護者の方やお問合せの方がいらっしゃるともう恥ずかしいやら何やら。「いやいや私もつい先日配属されたばかりなんです」とも言えません。

 その後教室の改善に取り組んだことはもちろんですが、授業の質だけでなく教室の雰囲気が雑多になると保護者の方々に「ふらっと立ち寄ってください」とは言いづらいです。教室内環境が改善するまでの当時は、正直「誰もこの教室をのぞかないで~!」と念じていました(笑)

 塾として教室に節度があることなんて当たり前ですので胸を張るつもりはありませんが、七ゼミは保護者の方々に隠さないといけないものは一切ありません。どうぞいつでもお立ち寄りください。