テストで点数を伸ばすためのもっともシンプルな方法

解けない問題を解けるようになるしか方法はない

 冬の時期にまた何人かの生徒が入塾をしてくれました。塾に入るための動機はそれぞれで、ただ少なくとも共通していることは「今よりも学力を伸ばしたい、今よりもテストの点数を上げたい」という気持ちです。

 新しい生徒が入塾してくるとまず彼らの勉強の様子を観察するようにしています。授業中の姿勢だけでなくノートの取り方やどんな質問をしてくるのか、宿題の提出状況、そして試験前の勉強の様子。いろんなところに子どもたちの課題が落ちています。できるだけそれらを一つひとつ拾いながらどうアドバイスをすればもっと学力が上がるのだろうと考えます。

 置かれている状況は生徒によって違うのでアドバイスも一人ひとり変わってきます。ただ、点数に伸び悩みを抱えている子にほぼ共通していることは「テストに向けた勉強のゴールが分かっていない(または目をそむけている)」ということです。

 点数を上げたいというわりに、一つの問題への執着が足りないと感じることがほとんどです。学力というよりテストにしぼって紹介をすれば、点数を上げることはとてもシンプルです。それは「解けない問題を解けるようにすること」です。

 試験範囲に指定されている単元に出題される問題の類題を、解けるようになるまで解いていく。定期テストではなにか難易度の高い発想を必要とするような問題はほとんど出題されません。教科書や学校ワークに載っている内容に沿って出題をされます。

 そのためテスト勉強でもっとも役に立つツールは教科書や学校ワークです。ていねいに、試験範囲表で該当ページが載っています。その範囲内容をていねいにテスト当日までに理解し解けるようになればそれがそのまま点数に反映されるのだと思います。

 点数が伸びない子がいったいどういった勉強をしているか。だいたいにおいて試験範囲内容を期日までにこなしきれないか、または課題提出のために学校ワークを解いているかのどちらかです。その要因は子どもによって違うのでしょう。スケジュール管理が拙かったり、部活動との両立がむずかしかったり、特定の苦手意識がある科目が後回しになったり、最初からあきらめていたり、勉強がきらいだったり、などなど。

 以前に定期テストの前日に体験に来た生徒が一生懸命学校ワークの答えを写していたことがありました。曰く、「明日提出のワークだから」ということでした。中3の生徒でした。

 大人から見ればいったい何を意味のないことをしているのだろうと思ってしまいますが、もしかしたら彼らからしたら切実な問題であったのかもしれません。提出物が遅れて学校の先生に小言を言われたりみんなの前で恥を書くよりも写してでも提出した方がいいと考えたのかもしれません。または成績を落とさないために勉強としてはまったく意味のない行為でもやるべきと考えたのかもしれません。

 いずれにせよ、現状の自分を変えあるためには目の前の問題に真摯に向かい合うのみ。

 中2・中1は今年度最後のテスト期間に入りました。テストの2週間前です。在籍が長い生徒も最近入塾した生徒も過去最高の結果が出るように、今日も楽しく授業です(。-`ω-)b